女性への性的暴行の疑いで逮捕された大阪地検の元トップの男について、大阪地裁は10日間の勾留延長を決めました。

 ▼酒に酔った状態の部下の女性に犯行に及んだか

 元・大阪地検検事正で弁護士の北川健太郎容疑者(64)は、抵抗できない状態の女性に対し性的暴行を加えたとして、準強制性交等の疑いで6月25日に大阪高等検察庁に逮捕されました。

 大阪高検は北川容疑者の認否のほか、容疑の詳しい内容について「被害者のプライバシーを考慮し差し控える」として公表していません。

 関係者によりますと、北川容疑者は2018年2月~2019年11月までの検事正在任中に、大阪市内の官舎の中で犯行に及んだ疑いがあるということです。

 また、被害を訴えている女性は北川容疑者の当時の部下で、事件当時、酒に酔っていたとみられるということです。

 大阪地裁は7月5日、北川容疑者について、勾留期間を7月15日まで延長することを決めました。大阪高検は15日までに、北川容疑者を起訴するかどうか判断するとみられます。