ユネスコの世界ジオパークに認定されている「山陰海岸」について、7月7日、再認定するための現地審査が兵庫県豊岡市で始まりました。

 京都から鳥取まで東西約120kmに及ぶ山陰海岸は、2010年にユネスコ世界ジオパークとして認定されました。世界ジオパークは4年ごとにユネスコから再認定される必要がありますが、2022年の事前審査では、豊岡市の玄武洞公園近くの店舗で別の場所から仕入れた天然石を売っていたことが問題視され、「認定の取り消し」になりかねない事態となっていました。

 こうした中、7日から再認定するためのユネスコによる現地審査が玄武洞公園などで始まりました。

 (山陰海岸ジオパーク推進協議会 小林辰美事務局副局長)「今のところはにこやかに対応していただいていますので、順調にいっているのかなと思います。力いっぱい、そっち(再認定)のほうに努力したいです」

 現地審査は7月10日まで続けられ、結果は9月中旬以降に発表されるということです。