奈良県警は今年5月にマンションで大麻草などを所持していたとしてミュージシャンの男らを逮捕したと発表しました。

 大麻取締法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪市中央区のミュージシャン・金子大地容疑者(28)とミュージシャン・柴田嵐史容疑者(30)、自称建設業・山下壱平容疑者(24)です。

 警察によりますと、金子容疑者らは今年5月20日午前、住んでいたマンションで大麻草39グラムを所持していた疑いがもたれています。

 金子容疑者と山下容疑者は、今年5月に別の大麻草39グラムを所持していた疑いで現行犯逮捕されていました。

 警察が金子容疑者らの尿を鑑定したところ、コカインや合成麻薬・MDMAの成分が検出されたということです。

 金子容疑者と山下容疑者は麻薬及び向精神薬取締法違反の罪で、すでに起訴されています。

 金子容疑者と柴田容疑者は「Gang Age」というグループ名で、レゲエミュージシャンとして活動していたということです。

 警察の取り調べに対して、山下容疑者は容疑を否認していて、金子容疑者は「使用したが、誰のものか分からない」と一部否認しているということです。

 警察は、金子容疑者らが常習的に薬物を使用するだけでなく、第三者に薬物を密売していた可能性もあるとみて捜査を続けています。