35年ぶりに“リニューアル”。大阪市立科学館を河西美帆アナウンサーが取材しました。

 日本初の科学館とされる「大阪市立電気科学館」(1937~1989年)を前身とした、歴史ある「大阪市立科学館」。どのように生まれ変わったのか、吉岡克己館長に案内してもらいました。2階から4階までが常設展示場となっていて、最上階の4階から下に降りながら見ていきます。

 (大阪市立科学館 吉岡克己館長)「これは『私たちの宇宙』ということで、今ちょうど地球の景色が出ているんですけれども、太陽の姿などもここでみなさんに見てもらう」

 宇宙のつくりやエネルギーが生まれる仕組みなどを体験できる様々な展示を用意しているといいます。たとえば「重力比べ」。惑星によって重力がどう変わるのかが、りんごの重さで体験できます。

 (吉岡館長)「ちょっと地球(の重力のりんご)を持ってみてください。普通だと思うんですが…」

 一方、太陽の重力のりんごは…

 (河西アナ)「重っ!…わかりやすいです」

 今回のリニューアルでは、実際に触ったり遊び感覚で学んだりできるリアルな体験展示を増設。さらに、フロアごとにテーマを決めて見やすさにこだわったといいます。

 自分の力で水力発電を体験できる装置は、ハンドルを回して水を持ち上げ、その力で発電する仕組みです。一見簡単そうに見えますが…

 (河西アナ)「けっこうつかれる…」
 (吉岡館長)「私たちがあたりまえに使っている電気はつくるのが大変なんですね」
 (河西アナ)「身に染みてわかりますね」

 そして、リニューアル後の新たな目玉というのが科学館の学芸員たちが実演するサイエンスショー。以前は1つのテーマを繰り返し実演していましたが、リニューアル後は来館者が1日でいろんなショーを楽しめるように!(夏休み期間中は1日4回実演)

 (来館者)「(Qリニューアルしてどう?)結構変わってて見やすい。いろんなものが体験できる。(Q自由研究やろうと思った?)はい、思いました。磁石とか電気とか」

 (吉岡克己館長)「この中でちょっとおもしろいな、不思議だな、そんなものをみなさん見つけて、おうちに持って帰ってもらえたらうれしいなと思います」