8月25日の箕面市長選挙は、大阪府内の市長選で、維新公認の現職が初めて敗れた選挙となりました。一夜明けて、大阪維新の会の代表・幹事長を務める吉村知事と横山市長が受け止めを話しました。

 箕面市長選では、無所属で、元自民党の大阪府議会議員の原田亮さん(38)が、大阪維新の会公認で現職の上島一彦市長(66)に約1万4000票の差をつけて初当選しました。

 大阪維新の会の代表を務める、大阪府の吉村洋文知事は…。

 「完敗だと思います。票数を見てもやはり完敗だと思います。負けに不思議な負けなしですから、きちんと敗因分析する必要があると思います。」と話しました。

 選挙に先立つ議会で上島市長に「万博の出入り禁止発言(その後撤回)があったことの影響は?」と聞かれた吉村氏は、「僕は市民から聞いたことはなかったが、現場のメンバーの声をしっかりと聞き取りたい」と話しました。

 大阪維新の会の幹事長を務める横山英幸大阪市長は、敗れた上島市長に対し、「僕も13年付き合いがありますが、実直で、府議時代も市長になっても実績を積み重ねてきた人だと思う。その分当選に至らなかったのは個人的にも非常にショック、本部の幹事長として力の至らなさに反省して、申し訳なく思っている」と悔しさを滲ませました。

 敗因については、「1つの要素が致命的に敗戦に結びついたというよりは様々な要因が重なった結果だと思う。真摯に受け止めて前に進めていきたい」と語り、検証チームを立ちあげて、今後の選挙戦略を早急に取りまとめたいと話しました。