兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などをめぐって、県議会のひょうご県民連合が9月議会で不信任決議案を提出する方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。

 兵庫県の斎藤元彦知事をめぐっては、今年3月、県の元幹部がパワハラ疑惑などを告発し、百条委員会による調査が進められています。8月30日午後に行われた百条委員会の証人尋問に斎藤知事が初めて出頭し、公用車から降ろされ20mほど歩くことになった際や、エレベーターに乗り損ねた際などに、県の職員らを叱責したとされる一連の疑惑について質疑が行われました。斎藤知事はパワハラにあたるかは「百条委員会の判断に委ねるべき」としたうえで、「業務上、必要な指導だった」との認識を示しました。

 こうした斎藤知事の姿勢を受け、県議会で9人の議員が所属する「ひょうご県民連合」が、9月議会で不信任決議案を提出する方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。3年前の選挙で斎藤知事を推薦した維新も今週末に不信任決議案の提出も含めた協議を行う予定で、同じく推薦をした自民の動きも注目されます。