開幕まで半年を切った大阪・関西万博で独自のパビリオンを出展するオーストリア。万博会期中には、音楽家・モーツァルトが使っていたという「バイオリン」を用いたコンサートが行われることが明らかになりました。

 来年4月に開幕する大阪・関西万博で、オーストリアは独自のパビリオンを出展します。まさに音楽の都らしく、パビリオンのテーマは「未来を作曲」。正面には楽譜をイメージした木造のオブジェがそびえる、特徴的な外観です。

 責任者をつとめるアルフ・ネテックさんは10月31日、建設状況について「予定通りで順調だ」と明かしました。12月末にはオブジェのパーツが日本に届く予定で、会場に運ばれた後にくみ上げられるということです。

 パビリオン内では、両国の関係の始まりの象徴である、明治天皇に献上されたピアノの展示や、AIのサポートによる作曲体験ができるということです。

 また、来年5月23日のナショナルデーには、ウィーン少年合唱団が来日コンサートを予定。音楽家のモーツァルトが使用していた「バイオリン」が演奏に用いられることが明らかになりました。