滋賀県大津市では、裁判をやり直す「再審法」の改正について考えるシンポジウムが開かれました。

 再審法をめぐっては、再審開始の要件が厳しいなどの課題があるとして、改正を求める声があがっています。11月2日のシンポジウムでは、痴漢の冤罪を描いた映画『それでもボクはやってない』の周防正行監督や弁護士らが冤罪や再審法の課題などについて語りました。

 また、40年前に女性が殺され金庫が奪われた日野町事件で無罪を訴えながらも服役中に亡くなった元被告の阪原弘さんの長男らも登壇し、再審法の改正の必要性を訴えました。

 (阪原弘さんの長男 弘次さん)「まだ日野町事件は終わってない。せめて父の無念だけでも、名誉だけでも回復したい」