先月、京都府京田辺市で起きた事後強盗事件にかかわった疑いで、警察が67歳の男をを逮捕しました。

 警察によりますと、10月24日午前、「バールを所持した者が現金200万円を持って逃走した」と110番通報がありました。

 被害に遭ったのは、京田辺市にある自動車販売業の男性で、勤務中、敷地内にいる3人組を目撃し、また事務所の出入口が壊されていたということです。

 3人組の一人は60代くらい、ほか2人は30~40代くらいで、被害男性と面識はないということで、警察が事後強盗事件として捜査していました。

 そして警察は、京田辺市に住む無職の田中一吉容疑者(67)を11月5日に逮捕。田中容疑者は事務所から現金200万円と時価約6万円相当の工具数点を盗み、居合わせた男性にバールのようなものを示して脅した疑いがもたれています。

 取り調べに対して、工具を盗もうとしたことは認めているものの、現金200万円や共犯者については「知らない」と一貫して否認しているということです。

 警察は今後、共犯者の有無を含めて、慎重に捜査を進めるとしています。