大阪府熊取町で、飲用水として使われていた地下水から、国の定めた目標値の10倍超のPFOSとPFOAが検出されたことがわかりました。大阪府内で生活用水として検出された中で、過去最高値だということです。
大阪府によりますと、熊取町大久保東地区で、地下水を処理して飲用水にしていた事業者が水質検査を行ったところ、PFOSとPFOAが暫定目標値を超えたという報告がありました。
検出されたPFOS及びPFOAは1リットル当たり667ng(ナノグラム)で、国が設定する目標値50ngの13倍となっています。
現時点で健康被害の情報は届いていないといい、飲用水は水道水に切り替えられているということです。
また現場の半径500mの範囲内に井戸が2つありますが、飲用ではなく、改めて飲まないよう周知したということです。
大阪府は引き続き、周辺地域の井戸を確認して、存在する場合は飲まないよう周知するということです。