債券を過剰に買い進めたことにより、災害などの緊急時に使える現金が少なくなっている徳島県阿南市で、原因を調査する第三者委員会の初会合が行われました。
徳島県阿南市では今年度の9月補正予算後、市の貯金にあたる基金およそ150億円のうちおよそ6割が債券で運用されていて、そのうち、災害などの緊急時に使用できる「財政調整基金」は現金が5億円あまりと市の財政規模に対して不足しています。
市は過去に過剰に債券を買い進めた原因を調べるため、第三者調査委員会を設置。30日に初会合を開き、今後の調査日程などについて話し合いました。
委員会は今年6月までに最終報告をまとめる方針です。