能登半島地震で被災した子どもや家族を大阪・関西万博に招待する大阪府の事業を巡り、当初予定していた倍となる320人を招待することが決まりました。
大阪府は、能登半島地震などで被災した子どもと家族を大阪に招待する事業を進めています。
財源は去年11月から受け入れを開始しているふるさと納税の寄付金などを活用するとしていて、府によりますと、2月10日時点で、当初想定していた3000万円の倍となる6000万円が集まる見通しだということです。
そのため、当初の倍となる320人を招待することが決まりました。
対象は、石川県輪島市、珠洲市、穴水町、能登町の小学5年生、6年生、中学生(2025年4月時点)とその保護者です。2月26日~3月18日に募集を行います。保護者1人につき子ども3人まで応募可能です。
ツアー日程は7月25日~27日、8月2日~4日、8月8日~10日から選ぶことができ、今年4月に開幕する大阪・関西万博とユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどでの大阪観光を予定しています。
招待者は、交通費・宿泊代に加え、万博とUSJの入場料が無償となります。
吉村知事は「多くの子どもたちに来てもらって、少しでも元気に笑顔になってもらったら」とコメントしています。府は5月末まで寄付の受付を継続するとしていて、5月に第2回の追加募集を行う予定です。