俳優やナレーションなどで活躍した下條アトムさんが亡くなりました。78歳でした。

 下條アトムさんは1969年、NHKの連続テレビ小説「信子とおばあちゃん」でドラマデビューすると、「太陽にほえろ!」や「相棒」のほか、映画の吹き替えなどでも活躍しました。

 下條さんといえばMBSで放送していた「世界ウルルン滞在記」のナレーション。温かみある独特な口調で、番組の代名詞となりました。

 所属事務所によりますと下條さんはおととし、急性硬膜下血腫を患って闘病生活を送っていましたが、先月29日に78歳で亡くなりました。

 葬儀はすでに近親者のみで執り行われ、故人の遺志によりお別れの会などは予定していないということです。