兵庫県知事を告発した文書を調べる第三者委員会の報告書に対し、元副知事は「文書が作成された過程を詳細に調査していない」などと疑問を呈しました。

 斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる第三者委員会は3月19日、知事の10の行為をパワハラと認定し、知事が指示した告発者さがしを「違法」と結論づける報告書を公表しました。

 知事の“側近”だった片山安孝元副知事は27日、文書でコメントを出し、告発文書は特定の職員や企業を「誹謗中傷する文書」であると改めて主張。その上で、第三者委員会の報告書は「告発文書が不正な目的で作成されたかどうかの過程を詳細に調査していない」などと委員会の判断に疑問を呈しました。