入札工事の情報を事前に業者に漏らした疑いで書類送検された大阪府忠岡町の町長を、大阪維新の会が除名処分にしました。

 大阪維新の会に所属する忠岡町の杉原健士町長(64)は町が発注した道路の舗装工事や消防本部庁舎の仮眠室の設置工事などの入札をめぐり、最低制限価格などを複数の建築会社の代表らに事前に漏らした疑いで書類送検されました。

 これを受け大阪維新の会は、杉原町長を最も重い除名処分にしたと明らかにしました。

 30日、党本部の常任役員会で承認されたということです。

 杉原町長は維新の聞き取りに対して、特定の事業者に情報を漏らしたことを認めていて近く町長を辞職する意向だということです。