元フジテレビ専務で関西テレビの大多亮社長は、4日午後取材に応じ、きょうづけで関西テレビの社長を辞任したことを発表しました。
辞任を決定するまでの経緯、きっかけについて大多社長は、「31日の報告書、あれだけ長い報告書でしたから、しっかり読み込まないといけなかった」と話しました。
そして、臨時取締役会の日程を決めたうえで、きょうに決定したということです。
大多氏は、「しっかり第三者委員会のヒアリングを受け、自分の中で(辞任を)決めていくのが醸成されていった。特に31日に会見を見て、責任を取るというふうに決めた」と話しました。
◆「本当に情けない一番の反省点は」
そして、元アナウンサーの女性に対して行ったことが、女性の思いと一致していなかったことを一番の反省点としました。
大多氏は、「彼女を守ろうとしたことは間違いもないですし、当時は守ることしか考えていなかったです。ただそれは、彼女にとってみれば、『私が治らなきゃ番組は終わらないのか』とか、そういう風に取られていました。」と話しました。
そして「良かれと思ってやっていたことが、彼女にとっては全然違っていた、という指摘は本当に情けないというか、そういう発想になかったことが、僕は一番大きな反省点だと思ってます。」としました。
◆中居氏に対しては「コメントもない」
「加害者となった中居正広さんに怒りはあるか」と聞かれた大多氏。
「1回目の会見で、怒りを感じますかと聞かれたので、そうとってもらって結構です、と答えましたが、今となってはもう、これが適切かどうかわからないですけど、コメントもないです。」と話しました。