奈良市で学校のグラウンドに落雷があり、中学生2人が重体となっている事故で、学校側は「急激な天候の変化で防ぎきれなかった」と説明しました。
4月10日午後6時前、奈良市にある帝塚山学園のグラウンドに雷が落ち、サッカー部の男子中学生2人がいまも意識不明の重体です。
12日に会見を開いた学校側は「校内で起きたことなので学校に管理責任がある」と説明しました。
(帝塚山中学校・高等学校 小林健校長)「急激な天候の変化が起こったということで、なかなか今回は防ぎきれなかったと考えております」
また、サッカー部の顧問の2人が、当時、雷注意報が出ていたことを認識していなかったことも明らかにしました。
学校は今後、専門家を交えた調査委員会を立ち上げて再発防止策を検討する方針です。