SNSの投稿が不適切として議会から辞職勧告決議を受けた姫路市議会議員。辞職せず、続投を表明です。
(姫路市 高見千咲市議)「(政倫審の)報告書の中に事実認定が全く抜け落ちていまして、いまだに何が悪いとされたのか伝わってこなかったです」
兵庫県姫路市の高見千咲市議は今年1月、県知事選挙をめぐって自身のSNSに「兵庫県警の内部では、斎藤知事ではない特定候補の応援をするように通達されていたと聞いた」などと投稿。県警は事実無根として削除を申し入れていました。
高見市議はほかにも、陳情を行った市民に対しても「名前と住所を把握できた」などとSNSに投稿していたということで、市議会は政治倫理審査会を設置。「政治的又は道義的に重大な責任がある」などとして「辞職勧告が相当」と結論づけ、3月26日、市議会が全会一致で辞職勧告を決議しました。
高見市議は去年11月27日以降、体調不良を理由に市議会を欠席していましたが、4月21日に会見を開き、「辞職に値する非はなかった」などと主張し、市議続投を表明。兵庫県警に関する投稿については、“現役警察官に話を聞いた人からの情報”だと話しました。
(姫路市 高見千咲市議)「今回の政倫審は知事選の遺恨であると感じていますので、多数派によるいじめだと私は感じているんですね。なので、それに屈するわけにはいかないという思いです」
高見市議は、5月に行われる予定の委員会で復帰する方針です。