移動の手助けをしてくれる“ロボット”。会場で実証実験が行われています。
万博の会期中、実証実験が行われている『AIスーツケース』。目が不自由な人の“つえの代わり”として活用される想定で、正面と左右についたカメラが撮影した周りの様子をAIが分析。利用者に言葉で状況を伝えます。
(電子音声)「全体的には多くの人々が集まるにぎやかな場所です」
(記者リポート)「なるほど。『全体的には多くの人が集まる場所です』と説明してくれていますね」
また、前を人が横切ると、ぶつからないようにロボットが自ら停止。危険を回避してくれます。
実証実験を重ねることで性能を高め、ゆくゆくは車いすや買い物カートなどにこの技術を応用することも考えられるといい、一般社団法人・次世代移動支援技術開発コンソーシアムの及川政志事務局長は次のように話します。
(及川政志事務局長)「大きなショッピングモールでどこに何があるか分からないところで、自動でショッピングをやりたいときに、目的地設定して連れていってくれることもやればできると思います。いろんな事業者がこの機能を違うハードウェアで実現したいと思って、どんどん参画して、より広い人たちに使ってもらえることが実現するといいなと思います」