万博のシンボル、大屋根リング。閉幕後、一部を残す方針で検討に入ったことがわかりました。
1周約2km、高さ最大20mで「世界最大の木造建築物」としてギネス世界記録に認定されている万博会場の大屋根リング。万博会場は閉幕後、さら地にして所有者の大阪市へ返還する予定ですが、リングについては解体や再利用する案だけでなく、北東部分の約200m分を残す案も挙げられていました。
関係者によりますと、博覧会協会や大阪府市などによる会議が4月24日に行われ、「万博のレガシー」として200mを残す方向で検討が始まったということです。課題となっているリングの維持・管理にかかる費用を誰が負担するかも今後協議されるということで、6月下旬に開かれる万博協会の理事会をめどに正式に決定する見通しです。