小田茜さんインタビュー
昼帯ドラマ初主演にしてパート2となった「ピュア・ラブ」の木里子役。
2年目をどんな気持ちで演じていらっしゃるのでしょうか?小田さんに話を聞きました。

―「ピュア・ラブ」の反響を身近に感じられましたか?
「パート1の放送が終わってからも、道を歩いていたり、買い物したりしている時に『あ、木里子先生だ!』と声をかけられたり、どこにいっても『ピュア・ラブ、観てました』というのが第1声。たくさんの方に見ていただいていたと実感していました。それだけにパート2の話を聞いた時は、素直にうれしいと思いました」

―木里子の役作りはどのようにされていますか?
「パート1の後で、作者の宮内婦貴子先生から、イメージに近い木里子だったと言われてうれしかったです。木里子は優しくて、純粋で、思いやりのある女性。そんな純粋さというのは誰もが心の中にいつまでも持っていると思うんです。いろんなことがあって、忘れてしまっているかもしれないけど、本当に誰でも・・・木里子はそんな私の中の純粋な部分を膨らませて演じています」

―演じるに当たって気をつけていることは?
「演じようとするとウソになってしまう。20歳を過ぎて、最近、芝居の面白さがわかってきたような気がします。知れば知るほど奥深さを思い知らされます。お芝居にはいろんな表現の仕方があるので、形やうわべでそれらしくみせることもできるでしょうけど、私はリアリティーを追及していきたいなあ、と。それが一番私に合っていると思うんです」。

―尊敬しているのは渥美清さん。寅さんシリーズがお好きだそうですね?きっかけは?
「同じ事務所の後藤久美子さんがマドンナを演じている時にマネージャーさんからチケットをいただいて観に行ったのが最初の出会い。今ではほとんどの作品を観ています。寅さんってすごいじゃないですか!まるで寅さんがそこにいるかのような存在感があって。お芝居も段取りじゃなく、自然でそのまま。それに間がいいんですよねー。私もあんな風に、本当にそこに実在するように♂奄カられたらいいな、と思っています」

―パート2では、佐竹医師の登場で視聴者をハラハラさせていますね。
「佐竹先生も悪気はないんです。だから木里子もピシッと断れないところがあって・・・。でも、私は木里子のような恋愛はちょっと(笑)。陽春さんは素敵だけど、デートできないんですよ。自由に連絡もできないなんてつらいでしょう?」

―ラストが気になるところですね。
「今回は収録をしながら少しずつ台本があがってきたので、本当に最後の方まで、ラストがどうなるのか、わかりませんでした。でも、ラストは幸せになってほしいな。幸せなお話が好きなんです」。