『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー兼アニメーションディレクターであり、漫画家としても活躍する安彦良和の創作活動を展望する回顧展です。北海道遠軽町に開拓民の3世として生まれ大学では学生運動に参加、その後上京してアニメ制作に加わり、漫画家に転身する激動の半生を振り返ります。世界初公開の資料も多数展示予定です。
見どころ
幼少期から現在に至るまでの安彦良和の創作活動の軌跡をたどることのできる1,000点以上の資料を展示し、『機動戦士ガンダム』(劇場版)のポスターラフ案など、本展が初出展のものも多数あります。
アニメに関する資料だけでなく、安彦良和のライフワークとも言うべき日本の古代史、近代史に取材した漫画原稿なども展示し、安彦良和の創作活動の全貌に迫る初の試みです。
高い画力から生み出された原画や原稿は、まさに美術品。会場には、描き下ろしのイラストも展示されます。
開催概要
青森会場
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会期
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2025年4月19日(土) - 6月29日(日)
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休館日
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第2、第4月曜日
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会場
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青森県立美術館
青森県青森市安田字近野185
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お問合せ
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安彦良和展青森実行委員会
(青森県立美術館内)
【TEL】017-783-3000
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主催:安彦良和展青森実行委員会
(青森県立美術館、東奥日報社、青森放送、青森県観光国際交流機構)
北海道会場
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会期
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2025年 夏
2025年春ごろに発表の予定
東京会場
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会期
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2025年 冬
2025年春ごろに発表の予定
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終了した会場
兵庫会場
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会期
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6月8日(土) - 9月1日(日)
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会場
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兵庫県立美術館
神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1[HAT神戸内]
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主催:兵庫県立美術館、毎日新聞社、MBSテレビ、神戸新聞社
協賛:公益財団法人伊藤文化財団、大和ハウス工業
特別協力:公益財団法人日本教育公務員弘済会 兵庫支部
企画協力:PONTOON
協力:アニメ特撮アーカイブ機構、潮出版社、NHK出版、科学映像館を支える会、Gakken、KADOKAWA、九月社、講談社、スタジオぬえ、創通、中央公論新社、東映、東北新社、バンダイナムコフィルムワークス、文藝春秋
後援:デイリースポーツ、サンテレビジョン、ラジオ関西
島根会場
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会期
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9月21日(土) - 12月2日(月)
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会場
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島根県立石見美術館
島根県益田市有明町5番15号
島根県芸術文化センター「グラントワ」内
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主催:島根県立石見美術館、しまね文化振興財団、毎日新聞社、BSS山陰放送
企画制作:MBSテレビ
企画協力:PONTOON
協力:アニメ特撮アーカイブ機構、潮出版社、NHK出版、科学映像館を支える会、Gakken、KADOKAWA、九月社、講談社、スタジオぬえ、創通、中央公論新社、東映、東北新社、バンダイナムコフィルムワークス、文藝春秋
後援:芸術文化とふれあう協議会
展覧会構成
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1章 北海道に生まれて
北海道遠軽町に開拓民の3世として生まれた安彦良和は、幼い頃から絵を描くのが大好きな少年でした。
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2章 動きを描く
『宇宙戦艦ヤマト』で一躍注目を集めた安彦良和は、様々な作品で生き生きとしたキャラクターを描きました。花形アニメーターとして活躍した時代を振り返ります。
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3章 カリスマ・アニメーターの誕生
キャラクターデザインとアニメーションディレクターを務めた『機動戦士ガンダム』は、社会現象を巻き起こすほどの人気作品となりました。
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4章 アニメーターとして、漫画家として
アニメの監督、小説の挿絵、漫画執筆と様々な分野に挑戦した時期の、多彩な作品を紹介します。
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5章 歴史を描く
日本の古代史と近代史を両輪に、歴史の渦に翻弄されながら懸命に生きる「小さき者」たちの躍動をとらえた作品群は、現代の私たちに多くの示唆を与えてくれます。
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6章 安彦良和の現在
安彦良和が監督を務めた最新のアニメ作品とともに、今なお揺れ動く世界に対する思いが込められた最新の漫画作品を紹介します。
物販
本展覧会のために描き下ろされたビジュアルをはじめ、オリジナル新作グッズをご紹介!
プロフィール
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安彦良和
1947年北海道遠軽町に開拓民の3世として生まれる。
1966年弘前大学入学、学生運動に参加したことから除籍となり上京、『機動戦士ガンダム』でキャラクターデザインとアニメーションディレクターを担当、『クラッシャージョウ』で劇場版アニメの監督を務め、テレビアニメ作品では自身が原作の『巨神ゴーグ』を生み出す。
後にマンガ家に転身し『アリオン』『ヴイナス戦記』『クルドの星』『ナムジ』『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』他を精力的に発表。
最新作は『乾と巽-ザバイカル戦記-』。