MBS(毎日放送)

Cast

上杉柊平西村拓哉
田中洸希おいでやす小田
長谷川京子


Comment

上杉柊平幸紀役

日常を過ごしていると身体に入ってくる社会の汚い部分、人の醜さや自分へのやるせなさなど多くのマイナスなエネルギーがあります。皆そういった物を噛み砕きながら毎日を生きているわけですが、その蓄積は気付けば生きていくことへの活力を奪ってしまう事があります。
それと同時に寂しさや愛されたい気持ちは見えない所に追いやられてしまいます。
そんな中で出会う幸紀と天使、意味を持って引き寄せあった2人がどう生きるのか、丁寧に向き合いながらお芝居しています。
毎日が素晴らしく、充実しているものかどうかはわからないけど、人生は悪くないな、と思っていただける作品になれば嬉しいです。

幸紀

小汚い和室ワンルームで暮らすチンピラもどき。
コンビニ店員だったが、接客中トラブルとなり刺されたことをきっかけに無職になる。とある過去が原因で人生に投げやりになっていたが、天使と出会い、少しずつ変化が現れ始め…!?

西村拓哉天使役

この度“天使”役を演じさせていただきます、西村拓哉です。
出演のお話を伺ってすぐに原作を読んだのですが、僕が想像していたストーリーとは違って、すごく温かくて繊細で、素敵なヒューマンストーリーだなと思いました。寂しさや苦悩などいろんな感情を抱えた2人が出逢い、互いに素直に生きる。出逢いから別れまで2人の人間性や関係性が少しずつ変わっていく様子を細かく表現して、演じ切ることができればいいなと思っています。ぜひご覧ください!

天使

幸紀が刺された際、突然目の前に現れた美しい天使。
記憶喪失でひもじく、幸紀の家に勝手に上がり込む。
感情を読み取ることが出来、悲しい気持ちや悪意に触れると羽が抜けてしまう。自分は上級天使であると予測している反面、生意気な性格で、天使とは思えない行動をとることも。

田中洸希A君役

「ワンルームエンジェル」でA君役を演じます田中洸希です。
今回、新たな自分が見いだせる作品になると思います。A君という役は原作の登場人物の中で結構キーマン的要素のあるキャラクターです。この作品を見てくださる皆様の中でのA君のキャラクターやイメージを壊さぬよう、まだ皆様が見た事のなかった意外な一面、実はこんな人だったんだなと、この物語の展開を面白くまたハラハラさせられる様なお芝居をお届け出来たらと思います。
高校生してる自分も含めこの作品をお楽しみ下さい。

A君

幸紀と天使の関係の重要な鍵を握る男子学生。
物語の後半で隠された真実が明らかになり…!?

おいでやす小田コンビニ店長役

30代になってもダラダラ日々を暮らす幸紀。人生の目標も意欲も何もない。そこになぜか突然現れた天使。天使は人の感情が手に取るようにわかる。その天使を通じて幸紀はちょっとずつ自分を知って変わっていく。口は悪いがいつも幸紀のことを気にかけている母親あり紗にハッパかけられながら不器用ながら天使と過ごす貴重な時間。幸紀はなにも持たない人間じゃなかった、少なくとも天使にとっては。僕はそんな幸紀が働くコンビニの店長役をやらせていただきました!店長も店長で全く褒められた人間じゃない。あの二人を優しく見つめている、、、とかでも全然ない。自分が働くならあんな店長は嫌やなぁと思います笑。幸紀と店長のやりとりも是非、お楽しみください!

コンビニ店長

幸紀が働いているバイト先の店長。トラブルばかり巻き込まれる幸紀に頭を抱えている。
幸紀の事件の日、ある事実に気づくことに。

長谷川京子あり紗役

わたしが今回演じさせていただいたあり紗は、わたしにとって初めてと言っても過言ではないくらい、乱暴な言葉遣いをするキャラクターです(笑)
台本をいただいた最初は戸惑いを隠せませんでしたが、ほぼ幸紀と天使、2人で進んで行くストーリーなのに絶妙なテンポ感でとても面白く、2人の関係が可愛くて。
是非参加させていただきたいと思いました。
あり紗は言葉遣いは乱暴ですが、母であり、子を持つ母の気持ちはとても理解出来ます。
その共通点を持って楽しく演じさせてもらいました。

あり紗

幸紀の母親。破天荒だが情に厚い。
シングルマザーで、あることがきっかけで現在は地方に住んでいる。

Staff

監督

枝優花

Comment

お話をいただき「どんな作品なんだろ」と名前を検索しながら自宅の本棚を眺めていたら『ワンルームエンジェル』の背表紙が視界に。…すでに持っておりました。普段漫画は読まないのですが、なぜか書店で気になって購入していたようで「これは自分がやるべきなのかも」と予感がした、というのが一年前でした。それからこの作品と向き合うなかで、なぜあのとき自分がやるべきだと感じたのか、その直感の理由を紐解く日々です。
誰かに理解されたかった、理解したかった。出会いや別れによって、そういった想いを何度も経験し、その途方もなさに塞ぎ込みたくなったり諦めたくなったり。それでもやっぱり『誰かと共に生きていくということは、素晴らしい』と信じたくなるような秋にできたら幸いです。よろしくお願いいたします。

Profile

1994年生まれ。群馬県出身。2017年初長編作品『少女邂逅』を監督。MOOSICLAB2017では観客賞を受賞、劇場公開し高い評価を得る。香港国際映画祭、上海国際映画祭正式招待、バルセロナアジア映画祭にて最優秀監督賞を受賞。2019年日本映画批評家大賞の新人監督賞受賞。ドラマでは「みなと商事コインランドリー」「クールドジ男子」の演出を担当するほか、写真家としても、様々なアーティスト写真や広告を担当しマルチに活躍の幅を広げる稀代の映像作家。


脚本

綿種アヤ


制作プロダクション

スタジオブルー


製作

「ワンルームエンジェル」製作委員会・MBS

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