MBS RECRUIT2025

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Career Story”ジョブローテーション”で自分だけのキャリア

報道記者のジョブローテーション

報道記者
営業
報道記者

金咲 和歌子Wakako Kanasaki

報道情報局/報道センター
2015年度入社
03報道記者

Q1今のお仕事を教えてください

関西を拠点にしながら全国規模のニュースも取材し、社会の今を伝えています。事件・事故の速報から、じっくりと掘り下げる調査報道まで、幅広い取材を行います。
単なる事実の報道にとどまらず、「この情報をどう伝えれば社会がより良くなるのか」を常に考えながら発信するのが特徴です。地域に根差した視点と全国を見据えた視野を持ち、信念を持って取材に向き合っています。

Q2この業界に入ったきっかけを
教えてください。

おもしろい将来がありそう。そう感じて、少しずつテレビ局への就職を考え始めました。梅田に来るたびMBSの横を通っていたので、徐々に親しみと憧れが募っていったのだと思います。どの部署にも惹かれていましたが、制作・事業を特に志望していました。

Q3どんな職種を経験しましたか?

1~3年目 報道 

報道について何も知らないところからのスタート。先輩には、本当に手取り足取り教えてもらいました。当時、毎日が楽しくて、土日が惜しかったんです。「土日なんていらないから早く月曜日にならないかな」と本気で思っていました。

記者としていろいろな人に会うのも、記者としてできることが増えていくのも、全てが刺激的。チーム一体となってニュースを作り上げていく報道のチームプレーは、バタバタしつつもそのときのベストを尽くしていた大学時代のヨット部での日々と重なりました。

当時の思い出
報道のメンバーに早く会いたくて、月曜日を楽しみにしながら過ごす休日でした(笑)

3~7年目 営業

入社3年目、記者として「これから」と意気込んでいた矢先に、まさかの異動。しかも希望していなかった営業でした。同期の中で自分だけが異動することになり、驚きと戸惑い、そして少しの悔しさもありました。

営業は、数字を追いかける厳しい世界なのだろうと身構えていましたが、実際に飛び込んでみると、想像とはまったく違いました。若手からベテランまでの距離が近く、チームとしての一体感が強い。報道への未練を抱えたままの私も、そのまま受け入れてもらえたことで、気持ちが少しずつ前を向くようになりました。

スポンサー企業、広告代理店、MBS。それぞれ異なる立場の人たちの思いを調整しながら、全員が納得できる形を模索する日々。お金を生み出すことの難しさ、視聴率を支える番組作りの責任の重さを肌で感じました。学ぶことの多い時間でしたが、それと同時に、報道の仕事への思いはより一層強まっていきました。

当時の思い出
1シーズンで韓国旅行2回とスノボ旅行2回にも行くほど旅行にハマりました

7年目~現在 報道

報道に戻ってすぐ、神戸支局のキャップを任されました。
経験が追いつかず、毎日が手探りの連続。支局の運営に加え、一記者としての取材、後輩の指導まで、一気に背負うことになりました。目の前の仕事をこなすことで精一杯で、人のために動く余裕などほとんどありません。それまで組織の下で動いていた立場から、突然リーダーになる。戸惑いながらも、少しずつ自分なりの答えを探していきました。

全国的にも注目された殺人事件や自然災害を伝える機会も多くありました。厳しい寒さに包まれる被災地の状況を毎日中継で伝えながら、報道の責任を改めて実感する日々でした。

当時の思い出
心に余裕ができました。かつては炊飯器なしで暮らしていた私が無水カレーを自炊するようになったんです!

Q4これからのキャリアを
どう考えていますか?

この先も長く、毎日放送という会社でテレビに携わり続けたいと思っています。ライフスタイルが変わったとしても、できれば母として戻ってきて報道記者として働きたい。そのときには、今とはまったく違う視点で世界が見えるはずで、それが楽しみでもあります。視聴者の多くは母や妻でもあり、そういう立場だからこそ気づけることがあるのではないかと感じています。

どんなジャンルでも好きですが、目指すのは「眠くならないVTR」「おもしろいVTR」。自己満足では意味がなく、どれだけ取材しても、視聴者が引き込まれるものでなければ伝わらない。WEBニュースが注目される時代ですが、地上波ならではの強みもある。映像だからこそ伝わるものがあり、テレビ局の記者として、それをどう表現し届けるかが自分の課題であり、目標です。

Q5ジョブローテーションを
経験してよかったことは?

お金が動く仕事をしている――それを肌で感じられたことは大きな収穫でした。私自身、もともと報道から離れるのが嫌だったものの、当時は報道の仕事に悩んでいたのも事実。振り返ると、無理やり引きはがされたからこそ俯瞰して自分を見つめ直すことができ、固執せずに気持ちが楽になった部分もありました。もしあのまま報道に留まっていたら、追い詰められていたかもしれません。

営業外勤の仕事では、常にクライアントとの交渉が求められました。その経験が、報道に戻ったときの取材交渉にも生かされているように思います。以前は「自分が〇〇したい」という視点で動いていましたが、今は取材相手に何を与えられるのかも考えながら話せるようになった気がします。敵を作らない、スムーズなコミュニケーションを築く――そんな意識も、営業を経験したからこそ身についたのかもしれません。

Career Story

”ジョブローテーション”で自分だけのキャリア

MBSでは、入社後に
複数の部署を経験してもらう
「ジョブローテーション」が定着しています。

異動の回数も、タイミングも、配属先も人それぞれ。
同じキャリアの人はいません。

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MBSのキャリアについて

MBSでは、入社後に複数の部署を経験してもらう
「ジョブローテーション」が定着しています。

異動の回数も、タイミングも、配属先も人それぞれ。
同じキャリアの人はいません。

一人ひとりが持つ可能性は、
ひとつの部署だけでは計り知れないもの。
本人さえ気づかない才能だって、あるかもしれません。

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あなたにとっても、新しい自分を見つける
チャンスになるはず。