CG技術を使って、放送の新しい可能性を追求する仕事をしています。番組ありきで演出を考えることもあれば、最新の技術を取り入れ、「こんな番組ができるのでは?」と自ら提案することもあります。近年、CG技術の発展は目覚ましく、AIやネットワーク技術と組み合わせることで、今までできなかったことが次々と実現できるようになりました。チームメンバーも増え、日々、新しいアイデアに溢れています。結局どの部署にいても夢中になれる性格ですが、今はこの仕事が楽しくてたまりません。
開発だけをやり続ける働き方にはあまり興味がなく、社会の変化をダイレクトに感じながら仕事ができるテレビ業界に魅力を感じました。特に、技術やデジタル分野において、テレビ局は今後ますます進化が求められるだろうと考え、MBSでその変化に関わりたいと思ったのが志望のきっかけです。実際に入社してみると、情報システムや制作技術、CG開発など、想像以上に幅広い技術領域があり、自分のスキルを活かしながら新しい挑戦ができる環境でした。
入社後は、社内システムの開発やサーバー管理を担当しました。想像していたテレビ局の仕事とは少し違って、技術職としての基礎を学ぶ期間でした。大学で学んでいた分野とも異なる実践的なスキルが求められ、手探りの毎日。思えば、ここで培った「社内のインフラを支える視点」は、後々の仕事に大きく活きています。
ニュース番組のシステム管理を担当。技術職としての役割は、裏方として放送を支えること。放送が始まると一瞬たりとも気が抜けず、エラーを起こさないように神経を使う仕事でした。でも、その緊張感の中で番組が無事に放送されるたびに達成感を味わいました。
スポーツ中継やバラエティ番組で、カメラやスイッチャーを担当。カメラマンとして撮影現場に入り、瞬間瞬間を切り取る仕事は、これまでの技術職とは全く違う「現場の醍醐味」を感じました。スイッチャーでは、十数台のカメラ映像の中から最適な画を選び、視聴者に届ける。プレッシャーは大きいですが、狙い通りの映像が放送されたときの喜びはひとしおでした。
まさかの異動で、再び社内システム担当へ。当初は「振り出しに戻る」気がしてショックでしたが、改めて「組織全体を支える仕事」の重要性を実感。システム管理は縁の下の力持ちですが、技術を駆使して業務を効率化したり、新しい仕組みを作ることで、社内の働き方を変えることもできる。視野が広がった期間でした。
現在はCG技術を活かして、番組の演出を進化させる仕事をしています。テロップを入れるだけではなく、VRやARを駆使した新しい映像表現に挑戦。番組の企画段階から関わり、技術の視点で「もっと面白くできるのでは?」と提案することも増えました。技術とクリエイティブの融合が求められるこの仕事に、日々ワクワクしています。
どの部署に行っても、結局は「ものづくり」が好きなんだなと実感しています。技術が生きる場所は番組だけでなく、業務改善やDXの分野にも広がっているので、これまでの経験を活かしながら、新しいことにも挑戦していきたいですね。自分が携わった技術が、誰かの仕事を助けたり、新しいエンターテインメントを生み出したりする。そんな未来を作っていきたいと思っています。
入社当初は、異動するたびに「また1年生からのスタートか」と不安になることもありました。でも今では、さまざまな部署を経験したことが自分の強みになっています。技術職の視点を持ちながら、現場の空気も知っているからこそ、両方の立場を理解して仕事を進めることができる。人脈も自然と広がり、「この人に相談すれば大丈夫」と思えるネットワークがあるのは大きな武器です。
”ジョブローテーション”で自分だけのキャリア
MBSでは、入社後に
複数の部署を経験してもらう
「ジョブローテーション」が定着しています。
異動の回数も、タイミングも、配属先も人それぞれ。
同じキャリアの人はいません。
ジョブローテーションを経て
活躍している社員をご紹介します。
MBSのキャリアについて
MBSでは、入社後に複数の部署を経験してもらう
「ジョブローテーション」が定着しています。
異動の回数も、タイミングも、配属先も人それぞれ。
同じキャリアの人はいません。
一人ひとりが持つ可能性は、
ひとつの部署だけでは計り知れないもの。
本人さえ気づかない才能だって、あるかもしれません。
つくる、売る、まとめる、伝える…
あなたにとっても、新しい自分を見つける
チャンスになるはず。